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国際会議の会計担当者のお仕事手順メモ (2013/05/14: 角川)
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PayPal を選ぶ理由
自前でクレジットカードを扱うのは著しく困難
- クレジットカード各社と契約が必要
- ビジネス実績がないとクレジットカード会社から相手にされない
- 契約成立までに数カ月もかかる
- 生のクレジットカード番号を扱いたくない (番号情報が洩れたら大変)
なので PayPal が楽 -> その理由は http://www.paypal.co.jp/ で
- 支払者は PayPal に対して支払いをする (クレジットカードを利用可能)
- 受取者(国際会議運営側)は PayPal を経由して PayPal 口座へお金を受けとる
- PayPal 口座のお金は、銀行口座に引き落とし可能
- 受取者は直接クレジットカード情報を扱わなくてすむ
- 利用手数料が安い
領収書への収入印紙の張り付けは不要
会議の開催は収益事業ではないので印紙は必要ない (大阪国税局に確認)
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手順
1. 決済用の銀行口座(法人口座)を開設する
- 使用目的を説明する文書を準備して, 銀行窓口へ
- 懇意にしている行員さんにお願いするとよい
- その銀行と色々取り引きしてると信用アップ
2. PayPal のビジネスアカウントを申し込む
- オンラインで申込み
- 決済用銀行口座を PayPal ビジネスアカウントに登録
(引出し限度額の解除のために、自分のクレジットカードを登録し認証を受ける)
(引出し限度額を解除しても, 一度には100万円までしか引き出せないので注意)
3. 国際会議レジストレーション情報を記録するデータベースを組む
- SQLite3 がお手軽なので, それを使った
4. 国際会議レジストレーションWEBページを作る
- 必要事項を記入する form を作る
- form が submit されると、記入内容をデータベースに追加する
5. お金の管理
- 収入/支出の費目を表計算でメモして管理
- 参加者からの入金を適宜チェック
- お金が必要な時は PayPal 口座から銀行口座へ引き出して支出
6. 参加者に関する情報
- データベースから情報を引き出し清書するプログラムを書き、自動化する
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PayPal 口座の設定など
1. Sandbox サイトでテスト用アカウントを作り、まずはそれでプログラムのテスト
2. 事前のアカウント設定
- (Sandboxでのアカウントのみ??? 日本語版Liveアカウントには見当たらない)
[My Account] -> [Profile] -> [My Selling Tools] -> [Block Payments]
主通貨(JPY)以外の通貨では受取をブロックするようにする
クレジットカードの請求書(Statement)に印字する記号を設定
- (Sandbox/Liveでのアカウント両方)
[マイアカウント] -> [Overview(概要)]
-> [Currency Converter(通貨換算ツール)]
JPYを主通貨に設定する
3. Sandbox でうまくプログラムが動いているようだったら、Live サイトでテスト
- 自分のクレジットカードでやってみる
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以上