Lisp 言語処理系: CAMPUS LIsP Lemon version, (Version 1.2)
- 1989年に一番最初の CAMPUS LIsP を開発
- 2000年にこの版の CAMPUS LIsP を開発/公開
- 2016年に
CAMPUS LIsP 上で動作する ELIZA の実装をした人がいる!
- 1981年に販売開始された SINCLAIR ZX81 (Z80 CPU, 3.25MHz
Clock, 1Kb Memory) 上で!!!
- 参考:
- "ELIZA": 人工知能研究黎明期に作られた,
自然言語で人と対話するコンピュータソフトウエアで,
世界初の人工無能.
- Wikipedia:
"ELIZA"の項
- Wikipedia: "SINCLAIR ZX81" の項
概要説明
Lisp の処理系の構造を学ぶための、
コンパクトな Lisp解釈系です。
C言語で記述してあり、わずか1000行の短さです。
Lisp 処理系の内部構造の基礎を学ぶための教材として作りました。
これはあくまで実現の「一例」です。
古くさい実装だとおもいます。
ただし実装言語の持つ便利な機能はほぼ全く使っていないので、
例えばアセンブリ言語で書き直すのはそんなに難しくありません。
つまり実装言語の持つ便利な機能に隱される部分が全くないということです。
それゆえ実行機構やメモリ管理機構などの仕組みなどがちゃんと分かります。
これが実装法の全てとは思わないで下さい。> 初心者
CAMPUS LIsP Mint version, (Version 2.0)
Lemon version にいくつかのデータ型を追加しました。
(デバックはまだ十分ではないかも知れません。)
VFlib version 4.0 (開発途中)に組み込まれているものを抜きだしたものです。
- 組み込み関数をいくつか追加
- 文字列、浮動少数点数、ベクトル型を新たなデータ型として追加
数値データに対する算術演算、比較演算は、
整数のみに限っている。
(浮動少数点数も取り扱えるように、修正が必要。)
- 整数は 27 ビット
- コンスセルや記号など、データの個数は、インタプリタ実行時に、
必要に応じて動的に増加する。
(Version 1.2 では、利用可能なコンスセルや記号の数は
コンパイル時に固定していた。)
ダウンロード
2002年10月30日
角川裕次